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2016年11月21日

放課後学童でみつけた、子どもの世界観が広がる絵本


 

一雨降るごとに寒くなってきましたね。雨の降る日は、明るくした室内での読書にぴったりな気がします。1年程前から私の働いている小さな学童では、共働きの両親を持つ子どもたちが利用しています。

 

学童ってどういうところ?学童で子どもたちは何しているの?

学童についてあまり知らない人も多いはず。

 

結婚してから住む場所が変わり、保育の仕事を辞めていましたが、学童で働くことで子どもたち(しかも小学生)と触れ合い、一緒に楽しい時間を過ごしたいと思い、働こうと決めました。

 

働く前は年齢不問、資格不問という求人情報から、きっとご高齢の職員さんが子どもたちと和気あいあいに過ごしているのだろうなとイメージを漠然と持っていました。

 

実際に働いてみると、それは驚くことばかり。小学生ってよく動くし、頭の回転が速くて、口もかなり達者だと今更ながら実感したものです。それに、学童の支援員は学校の先生と違い、毎日一緒に遊んだり、子どもとの距離がかなり近いです。私のいる学童では、支援員がニックネームで呼ばれたりもします。とにかくパワフルな子どもたちに最初は圧倒されっぱなし!ただただ、忙しい親御さんが帰宅するまでの間、遊んだり読書をしたりと、子どもたちには学童で楽しく過ごしてほしいと思うばかりです。

 

 

学童とは?

 

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私の働く学童に在籍する子どもたちが通う学校では、共働きや1人で子育てされている親御さんがいる小学3年生までの子どもを夕方まで預かっています。学童の支援員は、学校で預かってくれる時間が過ぎても仕事が終わらない親御さんの代わりに、16時過ぎに子どもたちを迎えに行き19時頃まで学童で一緒に過ごします。

 

おやつ→遊ぶ→(宿題する子も中にはいるかな?)という流れです。お迎えの時間はバラバラで、仕事が終わった父母の方から順次迎えに来られます。親御さんにお迎えを頼まれたお兄さんお姉さんも迎えに来てくれることがありますが、中には学童に通っていた子だったりします。

 

兄弟、姉妹で軽口をたたく姿など似ているな~と感じることも多いですね。「迎えに来てくれてありがとう」と伝えると微かに笑って会釈するお姉さん(小6)のハニカミ具合は、堪らず可愛いです( *´艸`)

 

 

学童の子どもたちの過ごし方

 

学童へ毎日来る子どもたちもいますが、習い事のある曜日は休むことが決まっている子どもなど様々です。ちなみに私の働く学童は土日祝が完全お休みですが、学童によっては休日も開いているようですね。

 

春・夏・冬休みは半日or1日を通して開所しているので、長期休暇のみ学童を利用されるケースも多いです。この時期は人数が増えてとっても賑やかですよ(*´▽`*)

 

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小学4年生~6年生の子どもたちは、自分で学童に来たり自宅に帰ったりが基本的に自由!

 

何年生まで通うのかお家によって違いますが、高学年になると来る回数は自然と減ってしまいます。現在小学3年生の子どもたちの中には、小学4年生に進学すると同時に「鍵っこ(※自宅のカギを持たせてもらえる子)」になれることを楽しみにしている子もいたりします。

 

その魔法のカギで自宅の戸締りを任されるというのは、小さいながらも大きな責任感とわずかな焦燥感に掻き立てられる思いなのでしょうか。そっと後ろから私たちは見守ります。

 

学年が上がりクラスの友だちとの遊びや習い事、難易度の上がる宿題と忙しくなっても、学童に子どもたちが来てくれるのは、やはり嬉しいものですね(*^-^*)

 

 

子どもたちとの楽しい読書

 

学童の中には小さめの本棚があり「エルマーのぼうけん」シリーズや「チョコレート戦争」など大人でも見覚えのある本が並んでいます。

 

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あまり知られていませんが、学童に置いてある絵本って知り合いの方々(保護者や地域の方々)から寄付していただいたものがほとんどなんですよ。

 

本棚に入りきらない絵本は別の場所で大切に保管され、春の新1年生入学と共に読みやすい絵の多い本を増やすなど、本棚の内容を調節しています。

 

数冊の変更なので気付かれることは少ないですが、子どもたちは知っている本を見つけると「これ保育園で読んだ想い出の本だ!」などと嬉しい反応をしてくれます。

 

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子どもたちの絵本に対する反応を見ていると、漫画好きな子が多く、挿絵が多く読みやすい絵本が好まれやすいです。エンターテイメント性の高いシリーズモノは、ずば抜けて人気ですね。(主にゾロリシリーズ)

 

集中して1人で絵本を読みたい子が多く、横から誰か覗くとほっぺを膨らませて激怒することも。

 

『ウォーリーを探せ』のような体験型の絵本は、仲良く並んで見てくれるので、その姿はとても微笑ましいです。絵本のオマケにあるような間違い探しのページがあれば、問題を出し合って、競いながらも楽しみます。やはり男の子は、負けず嫌いですね!(笑)

 

 

子どもたちと絵本の時間

 

「おやつの後は読書タイム」そんな時代もあったそうですが、ここ数年、学童には読書タイムはありません。それでも、自分から本を読み始める子どもの姿を度々見かけます。

 

友だちと遊び始める前に、おやつを食べながら読んでいる子も多いです。お家でもそうだと思いますが、目につく場所に置いてあると自然と手が伸びるようです。

 

私自身、子どもの頃は素敵な挿絵の面白い絵本が家に沢山あったので、自分の子どもには、同じ絵本を読んで楽しい時間を共有したいなと思っています(^^♪まだいませんが。

 

それに、自分で「コレいい!」と思った絵本を我が子に読んであげるのって最高に楽しそうだと思いませんか?つい先日は、クラシックCD付きの絵本を本気で買おうと思ったくらいです。(まだ買ってません(笑))小学校に上がると、自分で本を選べるので休日図書館なんかも良いですね!小さな頃、弟と一緒に母親に絵本を読んでもらう時間が私は大好きでした。

 

 

新しい絵本は古本屋で出会う

 

「おしり探偵、読んでみたい!」「オレ、コロンブスの本が良い!」などなど、子どもたちからのリクエストもあったりします。

 

学童の活動費は毎月決まっているので、新しい絵本を買うことは少ないです。しかし、ベテラン支援員Мさんが古本屋で何冊か買って来てくださることになった時は、それを聞いた子どもたちが口々に読みたい本をリクエストしてくれて、嬉しい悲鳴が学童に響きます。

 

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すべてリクエスト通りとは行かないものの、新しい絵本が本棚に加わっていきます。子どもたちは文句を言いながらも、気になった本を手に取りさっそく読み始めます。

※なかなか古本屋で見つからない絵本は、新しいものを購入する場合もあります。

 

子どもたちに文句を言われても「古本屋だから全部は無かったよ」と穏やかに言うベテラン支援員Mさんの優しさ!是非とも見習いたい(^-^;

 

リクエストの本があった子は大満足のニコニコ顔で読書していました。その横には、さきほどまでブーブー文句を言っていたS君が。(笑)新しい伝記モノを速読のようなスピードで読み終える子どもたちの姿に思わず「もう読んだの?!」と驚きを隠せませんでしたね。

 

子どもたちの好奇心は非常に強く、飲み込みが早いのも納得の瞬間でした。

 

 

元気に遊びまわる子どもたちの姿

 

子ども同士、読み終わった本を交換しながら読書タイムを過ごすのも束の間…。すぐサッカーが始まりました。(笑)伝記モノは漫画なので、絵とセリフをパーッと見ているようでしたが、それにしても、スポーツのような集中力には恐れ入ります(;・∀・)切り替えも早い!

 

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古本屋に行ったことない!というあなた。数百円から購入できる古本屋の絵本は、掘り出し物も多く、お子さんやお孫さんに気軽に買ってあげられると思います。

 

子どもと一緒に古本屋へ行くと、思いがけない素敵な一冊を見つけることができるかもしれません。子どもの本か、自分の本かは、さておき…。

 

でも、絵本を通じて、子どもたちの成長を垣間見ることもできますよ。

 

 

1年前より成長する子どもたち

 

2年生の時に「かいけつゾロリ ちきゅうさいごの日」が大のお気に入りだったAちゃん。他の子が帰って1人になると、お迎えを待つ間「これ読んで」と言うことが多かったです。

 

ゾロリシリーズは漫画のような描写のページがあるのですが、うっかり主要人物以外の言葉を読み飛ばすと「ここ、読んでないよ」と私に教えてくれていました。3年生になった今では「読んで」と言うことは無くなり、自分で大好きなゾロリシリーズを読んでいます。

 

絵本の世界に吸い込まれるかのようにページを次々とめくり、本を読む楽しさが伝わっているように感じてとても嬉しく思いました。

 

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子どもが学ぶ魔法の図鑑

 

学童には、挿絵の多い絵本が好きな子もいれば、外遊びが大好きで女郎蜘蛛(ジョロウグモ)や野良子猫も素手で捕まえる、たくましいН君もいます。

 

彼にも好きなジャンルの本があります。それは生き物の写真が沢山載っている図鑑。特に、お家でもカブト虫を買っているH君は昆虫が大好き。学童でもよく図鑑に載っている生物名を声に出して読んでくれます。

 

好きこそものの上手なれ。女郎蜘蛛という品種も実は彼に教えてもらいました。

 

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子どもの好奇心と知識を満たす歴史漫画

 

子どもたちの幅広い年代に人気なのは、やはり伝記モノ。小学校に置いてある本のなかでも、その多くを占めていたのは、漫画でわかりやすく描かれた伝記モノではなかったでしょうか。

 

「オレ、宮本武蔵ね。遅れてやってきたよ」チラシで作った剣を手に、楽しそうに話すY君は2年生。1年生の頃から、身近な遊びの中でごく自然に歴史上の偉人を話題に出しています。なりきり度も人一倍。読書好きな彼にとっては、大好きな歴史漫画も、バイブルといえるでしょう。

 

そんなY君を見習って(刺激されて)目に留まった歴史漫画に私も目を通すことにしてみました。誰でも名前は知っている偉人の生涯が描かれている本です。

 

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『ダビンチが実母を「お母さん」と呼んだのは、彼女が息を引き取った時が最初で最後という事実に胸を打たれました』

 

テスト対策時の暗記と違って時代背景や出来事がスムーズに頭へ入るので、読んでいる内に歴史好きになれそうです!どうして先生は、この本を勧めてくれなかったの!と思いました。

 

私もですが、「物語の方が好き」という方、そんな方には充分楽しめる本ですね。脚本家がいるのでは?!と思うほどにドラマチックな展開もあり、正直驚きますよ。

 

 

子どもの夢を叶える本

 

子どもがおやつを食べている横で絵本を開くと「それ楽しい?」「『おまえうまそうだな』より面白い?」と尋ねられました。

 

学童では、いま誰が何の本を読んでいるかすぐに分かり、お互いに影響も受けやすいです。私も小学生の頃、友だちお気に入りの本を学校の図書館で借りて読んだことがあります。とても面白くて、今でも(なんとなく)内容を覚えています。

 

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私が小学生の頃は、放課後にクラスやアパートの友だちと遊ぶしかありませんでしたが、学童の子どもたちは学年を超えて繋がっています。年齢関係なく下の名前で呼び合い、時には衝突しながらも、仲直りして、また一緒に遊ぶ子どもたちを見ていると、なんだか眩しいです。

 

「昔は良かった」なんてお決まり台詞ですが、時代はそれほど関係なく、まわりの環境次第なのだとも気付かせてもらいました。学童に働いてみて、缶蹴りを大人になって初めてするとは、まさか思いませんでしたし。外では、学童には来ていない子どもたちも遊んでいるので、夏休みなどは公園でみんな一緒にケイドロしたりして遊んでいます。

 

保護者の方達の支えがあって、地域の人に見守られて学童の子どもたちは日々成長しています。そんな日常のなかで時々読む絵本が、子どもの心をもっと豊かにしてくれるはずです。それに、子どもの頃から絵本に親しんでいると、その後も本好きになる人が圧倒的に多いです。

 

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「昨日ママとケーキ作ったよ~」

「パパとパパのお友だちのお家に行ったよ」

 

子どもたちはお父さんとお母さんが大好きで、親御さんの話をしてくれる時の笑顔はとっても輝いています。親御さんによって子どもにしてあげたい遊びは人それぞれではありますが、本好きな私は、きっと将来は子どもに沢山本を読むと思います。

 

絵本はもちろん、ごっこ遊び、景色を見ながらの会話でも何でもしてみてください!

 

想像力の翼を広げて、子どもたちには素敵な夢を沢山見てほしいなと思います。そして思いやりの心も、一緒に育んでくれたら最高ですね(#^.^#)

 

(写真はイメージです。)

 

■writter:春雨

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